都市は計画的に作られている
当たり前のことですが、私たちが住んでいる「都市」に関しても、きちんと法律がありその決まりごとに沿って作られています。自分勝手に好きなものを作ってはいけないのです。
都市を計画するにも、まずは「こういう都市がいい」という目標があるべきですし、また予算なども関わってきますよね。それを考えると、誰でも自分勝手に建物を建てられるわけではないという法律の大切さがよく解ります。
例えば、景観法
都市計画というのは、日本という大きな国で考えるものではなく、その都市単位で「どういうものなのか」を決めるものです。だから、どの都市がどんな都市計画を持っているかは異なると考えて下さい。
その基準が特に際立つのが「京都」の存在です。京都は歴史的な文化財が非常に多く残っているために、それを保存するために工夫をしていますし、また「景観法」を作って景観の大切さも訴えています。
景観法というのは、簡単い言えば「その年の見た目を守ろう」という決まりごとのこと。
京都は神社や仏閣がたくさんありますので、それらの見た目や景色を守るために「建てられる建物の高さや色に、大きな基準がある」ということをかんがえなければなりません。だから、京都ではマクドナルドのハンバーガーの看板が茶色ですし、大きな高層マンションは建てることができないと決められています。
ちなみに、景観法を施行することがでいる条件には、以下のようなものがあります
- 現段階で景色の美しさが認められていて、あたそれを守るべきであると認められている
- その地域の成り立ち(歴史)を考えてみた時、その地域に合った景観をまもるべきと決められた場合
- 地域交流がされる場所で、かつ景観を守るべきと考えられた場合
- 開発のために、新しく景観を作る必要があると考えられるもの
- その土地のことをかんがえると、きちんと景観条例を作っておかないと景観が著しく損なわれる可能性があると見込まれたもの
↑このような条件をクリアして、はじめて景観条例をまもることができる様になります。
また、この景観をまもるために屋外展示物表示の決まりや、道路や河川に対する法律なども本当人細かく決められています。逆にいえば、このくらいしないと美しい景観を守ることは難しいということですね。
都市計画の大切さ
その年が、どんな理念や目標を持っていて、どんな都市にしたいとかんがえているのか?というのは、大切なことではないでしょうか。そういった都市計画があるからこそ、私たちは綺麗な年に住むことができるのです。