私たちが住んでいる建物というのは、すべてが「建築基準法」とう法律にのっとって作られています。
「快適だ」と思える住居
日本には、建築に対して厳しい法律があり、その法律をクリアして初めて「建物として利用することができる」というきまりがあります。気付きにくいですが、この決まりを無視して建物を建てることはできません。
なぜこのような「建築基準法」が定められているかというと、日本の法律には「建物は命と財産を守れるようにつくらなければならない」というものになっているため。
考えてみて下さい、私たちが住んでいて「快適だ」と思える住居というのは、やはり「一定の基準を満たしている住居である」と思いませんか?例えば、十分な光が入ってこないような住居に住みたいと思うでしょうか?この地震が多い日本の中で、耐震対策がきちんとされていない住居に住みたいと思いますか?「命を守る」というのは、そういうことなのです。
建築基準法というのは、私たちが最低限の生活を営む上で必要とみなされた基準のことであり、人が人間らしい生活をすることができるように決められた基準でもあります。
窓の大きさなどもきちんと決められています
人が住む住居では、窓の大きさなどもきちんときめられています。
考えてみて下さい、私たちが住む家で窓が一つもないような物件ってありませんよね。これは、「人が生活するうえである程度の光は必ず必要」という決まり事がありからこそ、きちんと大きさが決められているのです。
窓の大きさについては、どんな建物かによっても違ってきます。
例えば、ようい炎や小学校と言った学校施設に着けられる窓と、寄宿舎などに着ける窓と、病院や診療所につける窓では、どんな割合でつけられるのかが全く違ってくるのです。
どこに着けられている窓が、どんな法律によってつけられているかを調べてみると、面白いことがわかるかもしれませんね。
また、トイレの構造や取り付け方についてもきちんと定められていて、この範疇を超えたものをつくることはできません。建物の中にある施設というのは、すべてにそれありの意味があるということをかんがえなければならないのです。建物の中のどれが、どんな決まりによって作られているかを調べてみると面白いかもしれません。
建築基準法について調べてみると、私たちの生活というのがどれほどこの決まりによって守られているのかをしることができるでしょう。ぜひ、この法律についてきちんと考えてみてほしいと思います。