浴室リフォームでよくある失敗
リフォームをする場所として最も人気が高いのがバスルームです。
古い浴槽を最新式のバスセットに交換するだけで室内の様子はかなり大きく変化するので、他の箇所よりも優先的にお風呂場や脱衣所をリフォームする人もよく見られます。
ですがせっかく高い予算をつけて行ったバスルームのリフォームも、実際に使ってみたら思うような快適さが得られなかったというようなことがよくあります。
例えばバスルームの雰囲気を明るくするために、既存の窓の大きさを変えて開放的にしすぎてしまったために、近くを通る人の目が気になり結局カーテンを閉めっぱなしにしてしまうことになったというケースです。
既存住宅の場合、近隣の住宅とどちらが先にできたかによって窓の位置や大きさが調整されていたりするので、それを変更してしまうと意外な部分に視野ができてしまうことがあります。
窓が小さかった頃には気にならなかった音や人の気配も感じられたりするので、窓の大きさの変更についてはよく考えてからの方がいいかもしれません。
トイレリフォームはバリアフリー化を
トイレもリフォーム要望が高い住宅設備です。
旧式住宅では和式の便器が使用されていることも多いですが、これを洋式の座るタイプのものに変えることで、高齢者にとってもより使いやすい設備になります。
高齢者がいる住宅や小さな子供がいる住宅では、トイレは大人向けよりも若干広めに作った方が使い勝手がよいので壁を少しずらして広めに作り変えるというケースもよくあります。
ただ注意をしたいのが、トイレ設備を変更するなら絶対にバリアフリー化をした方がよいということです。
バリアフリー化したトイレでは、段差がなくなったり、座るところに手すりをつけるといった工夫がされます。
今はトイレに困るような高齢者がいない住宅でも、ちょっとした怪我や体力が弱くなったときにはトイレが使いやすい形になっていることでかなり体の負担が軽くなります。
バリアフリー化をしていなかったトイレで、座った体勢から立ち上がるためにトイレットペーパー部分を掴んでいたらそこが破損してしまったなんてこともあります。
キッチンリフォームの落とし穴
キッチンは一家の台所を預かる人ならとことん凝りたい箇所ですね。
ですがリフォーム前にあれこれと設計に工夫を盛り込んだのに、実際に使ってみたら以前の方がよかったというようなこともあったりします。
例えば憧れられることの多い対面キッチンの場合など、もともと通常のキッチンの広さしかなかったところを対面式にしたせいで、実際の作業スペースが非常に狭苦しくなってしまったりすることがあります。
また対面キッチンで間にカウンターをおいたことで、配膳をするためにわざわざ回りこみをしてから持って行かなくてはいけなくなり、かえって手間が増えたということもあったりします。
少人数の家庭なら便利な対面キッチンも、多くの料理を作業しなくてはいけない家庭では使い勝手が悪く感じられることもあるので注意が必要です。