価格相場の基礎知識

不動産コラム

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不動産価格は不安定

中古でも新築でも家を購入しようとなると、誰でも気になるのはその販売価格でしょう。

販売されている価格が適正価格なのか、相場より高いのか安いのかはとても気になります。誰でも買うなら少しでも安い方が良いに決まってはいます。しかし不動産はスーパーで売っているような肉や野菜のように、これぐらいでこの値段だろうという目安がありません。不動産価格は極めて不安定なものであり、物件も一つずつ築年数や大きさや、使用してる建材の種類も違います。

都心は高く地方は安いという言葉の罠

一般的な認識として、土地や物件は都心部ほど高く、地方に行くほど安くなると思われています。

実際、この認識は正しいのですが、選択方法ひとつで高くも安くもなるというのが真実でしょう。地方でも駅前の繁華街や交通の利便性の良い場所であれば、土地や建物の値段は高くなります。反対に、都心部でも、安く物件を手に入れることは可能です。例えば、ローコスト住宅という選択肢を選べば、1000万円程で埼玉や千葉に注文住宅を建てることもできます。

>>埼玉県のローコスト注文住宅・建て替えならモクハウス

このように、不動産価格は様々な要因によって決まります。似たような物件であっても、駅からの近さなど利便性によっても価格は違い、都会と地方でも価格は違います。このように不動産は一概には値段は決められないものです。また不動産の取引は個別に行われますので、高い値段を提示しても買うという人もいれば、少しでも値引きを交渉しようとする人もいます。

不動産購入で後悔しないようにする

不動産の購入を検討しているのであれば、衝動買いをすると後悔することになりかねません。まずは一つでも多くの物件を見て比べた方が良いです。そしてそのピックアップした物件の中で、自分で価格や不動産の状態を見て検討することは大切です。

また不動産は売り手と買い手の合意によって最終的に価格が決定します。取引相手と交渉すれば、価格面などで値引きなども行えることもあります。売り手が一日でも早く売りたいと思うような物件なら、大幅な値引きにも応えてくれることもあります。必ず自分自身が納得した上で購入することです。

さて、もしも購入したい物件が販売価格が適正かどうかを知るのは、素人ではわかりません。そこで利用できるのが専門化による価格査定です。しかし不動産の価格査定でも2種類あり、不動産業者による査定と、不動産鑑定士による鑑定査定があります。この2つは大きく違うのです。

まず不動産業者による査定は、主に売り主からの依頼で行うものであり、物件販売の参考程度の査定価格として提示されることが多く、適正な価格でないことが多いです。これに対し鑑定査定は、不動産に関する知識を活かして査定するものであり、多数の資料と照らし合わせるために適正価格に近いです。ただし鑑定査定は正確ですが、査定時間がかかり鑑定士への報酬も高額になります。

>>不動産鑑定の3つの方法と鑑定の流れ | 鑑定士の行う鑑定法の種類とは

もしも自分で不動産の価格を知るなら、住宅サイトを使うという手があります。住宅サイトを見れば、同じ地域の同じような物件の販売価格が掲載されていますので、その価格を見れば、自分の購入したい物件の価格と比較できます。大まかな価格ですが、このようなサイトを使用しての比較方法もあります。

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