リフォームのトラブル

気をつけたい対面キッチン

憧れのキッチンにするその前に

普段から料理をよく行う人にとっては、対面で他の家族とコミュニケーションをとりながら作業ができる対面キッチンは憧れでしょう。

一般住宅などで使用されているキッチンの間取りはI型キッチンという壁に並行となるようにシンクやコンロが配置されるものなので、どうしても料理中や皿洗い中には他の家族が背後にならざるを得ません。

対面キッチンになるとこのシンクや作業台がカウンターとなって他のスペースに向かい合うようになるので、テレビを見ながらや会話をしながら料理や片付をすることができます。

ですが一見便利そうな対面キッチンも、その住宅の間取りによってはかえって使いにくくなってしまうこともあるようです。

キッチンリフォームをする前には対面キッチンのメリットとデメリットを踏まえ、失敗しないキッチンづくりをしていきましょう。

対面キッチンにありがちな失敗例

対面キッチンにリフォームをしてみて失敗だったと感じる例として、キッチン全体の広さが足りないという場合です。

対面キッチンにするためにはキッチンスペースを2列配置にするため、どうしてもある程度の広さが必要になってきます。

カウンター部分と背後の収納部分までの幅はだいたい90cm~130cmくらいが欲しいところで、それよりも狭いと十分に動きが取れなかったり、二人以上が入ると狭苦しく感じてしまいます。

また作業スペースからダイニングに出る通路も最低でも90cmは確保したいところで、この通路が狭いと移動や持ち運びができにくくなります。

さらに言えばこの通路が狭すぎると冷蔵庫を搬入できなくなり、買い替えなどをするときに非常に苦労をすることになります。

標準的な対面キッチンにするためには部屋全体の広さも2間(350cm)は必要なのでそれよりも狭いキッチンスペースの住宅ではかえって対面キッチンにしない方がよいと言えます。

対面キッチンの最大のネックは広さの確保なので、無理をして対面にすることを考えず柔軟に使いやすいキッチンを考えて設計しましょう。

失敗しない壁紙リフォーム

意外に大事な壁紙リフォーム

壁紙やクロスの耐用年数はだいたい6年間と言われています。

賃貸住宅などでも、6年以上住んだ住宅では壁紙を全面張替えするのが一般的となっているため、一般住宅でもある程度古くなったときには思い切って全面張替えをするという人も多いようです。

ですが実際に壁紙をリフォームしてみたところ、意外なところに落とし穴があり大失敗をしてしまったというようなケースも多かったりします。

カーテンなどでも同じことが言えますが、室内で広い面積を占めることになるパーツについては、それ単体で決めるのではなく他の家具や周囲の雰囲気と合わせて選ぶことが大事になります。

壁紙のサンプルだけを見てお気に入りのものを選んでみたところ、実際に部屋で囲まれたら非常に落ち着けなくなったというようなこともあったりします。

壁紙選びのポイントは「基本色」「天井と壁のバランス」「ストライプ・ボーダーデザイン」の三つです。

基本色のバランスを考える

壁紙選びをするときにとても大切なのが基本色です。

よく海外の住宅をテレビなどで見ると、奇抜な真っ赤や真っ青を使っていることもありますが、日本住宅においてはなかなかそうした思い切った色使いは選びにくいものです。

海外住宅の色や柄はそれだけを見ると派手に見えますが、実は天井や床などと絶妙なバランスで塗られていることも多く、かなり高度な壁紙インテリアテクニックが使われています。

そうした専門的な知識に自信がないという場合には、まず失敗の少ない無難な色使いにすることが大切です。

壁紙の色としては白~ベージュ~茶色くらいまでがよく使用されます。

暗い色は重く・狭く、明るい色は軽く・広く感じられるという特徴があるので、床の色を濃い目にして天井に近くなるほど明るい色にしていくと部屋の天井が高く広い印象になります。

ちょっとアレンジをして、床よりちょっとだけ明るい色を天井に置き、壁は明るい色にすると横に広がりのある落ち着きを演出できます。

この床・壁・天井のバランスは非常に重要な要素になるので、できたらこの三箇所は同じ色調のものにして統一感を感じられる空間づくりをしていきましょう。

できればこの三つを組み合わせてサンプルで選ぶようにしたいところです。

あまり大きながらは壁紙に不向き

壁紙のサンプルを見てみると、とてもカワイイ柄物もよく見かけます。

派手目の柄物も使い方次第で素敵なインテリアになるのですが、一般的な住宅においては大きな柄や自己主張のある模様の壁紙は落ち着かない印象になってしまいます。

どうしても使いたいという場合はそうした柄物は天井に配置して、壁はシンプルなものにした方が全体の雰囲気にまとまりが出てきます。

また壁紙でよくあるのがストライプやボーダーといった「線」がデザインになっているものです。

こうした線があると部屋の広さや高さを感じられるので使い勝手はいいのですが、これがフローリングのラインと逆向きになっていたりすると歪んだ部屋のような不安定な感じになってしまいます。

使う時には床と天井で方向を合わせ、広がりを自然に感じられる配置にしましょう。

浴室リフォームのコツ

在来工法とユニットバス

浴室リフォームは大変に人気のある工事なので、そのための技術もさまざまに開発をされています。

浴室部分は古い住宅の場合には「在来工法」と呼ばれる住宅内の一室をタイルやモルタルで固めて防水しそこに浴槽を置くという方法で作られてきました。

ですがこうした通常の在来工法での浴室では防水設備が破損したり老朽化することで水漏れが起こりやすく、タイル剥がれや内部のカビなど問題が発生したりしました。

そこで最近増えてきているのが「ユニットバス」とされる浴室全体を一体的に扱うことができる工法です。

この場合お風呂の内装に使われるパーツが全て一体となっているので、室内で組み立てるだけであっという間に浴室をリフォームすることができます。

全て一体となっている部品を使うことであとから自由に内容を変更するといった柔軟性はありませんが、工期が短く平均的に高機能のバスを作ることができるというメリットがあります。

ユニットバスをリフォームするバスリフレッシュ

ユニットバスが登場してから既に何年も経っているので、新たにバスリフォームをしようとする住宅ですでにユニットバスが使われているということもあります。

基本的な間取りはそのままでもいいから、見た目を清潔に雰囲気を変えたいというときには「バスリフレッシュ」というユニットバスをさらにリフォームするという方法が使われます。

バスリフレッシュとは簡単に言えば既存のユニットバスの上にシートやコーティングをしてしまうという方法で、工事が簡単で水漏れや腐食を防ぐことができるというメリットがあります。

ただ基本的な間取りやお風呂についている機能は変わらないので、新しく浴室暖房などの設備をつけたいといったときには適しません。

少し似たものに「パネル工法」というものがあり、こちらはいくつか種類のあるタイルを浴室部分に貼り付けていくことで見た目や機能を変更させることができます。

パネルの組み合わせが自由なのでユニットバスのような画一的なデザインになることもなく、変則的な形状のバスルームにも対応ができます。

浴室のリフォームにおいてはこうした基本的な工法の違いをきちんと把握し、どこまで設備変更をしたいかということから選んでいくことが必要になります。

古い浴室なら思い切ったリフォームがおすすめ

既に十分に設備が整っており、見た目だけを変更したいという場合には浴室リフォームはそれほど手間のかかる工事ではありません。

工法によっては一日で終わってしまうものもあります。

ですがやはり浴室リフォームにおいては大規模な設備変更までを含む工事を希望するケースも多くなっています。

最近では床暖房や浴室暖房・乾燥機を兼ねたユニットガスシステムも人気となっていますが、そうしたものを導入することでミストサウナや多機能シャワーなどまるでジャグジーを利用しているかのような設備を自宅で使用することもできます。

もちろんその場合にはかなりの高額のリフォーム費用が発生しますが、浴室のランクを数段アップさせることができる大変お得なものです。

トイレのリフォームについて

トイレリフォームのメリット

リフォームの要望が高いトイレですが、実は思い切って大規模リフォームをすることで家計に大きなメリットを与えることもできます。

あまり知られていませんが、日本の世界各国と比較してのトイレ関連技術はトップクラスであり、公衆施設やホテルなどで使うことができるトイレの綺麗さでは日本に比類する国は先進諸国にも見かけることはできません。

最新式のトイレでは使いやすさだけでなく節水に関しても高い技術があり、ただ普通に使用をしているだけでリフォーム前よりも数割も水道料金を安くすることができたりします。

トイレ専門のデザイナーもいるほどで、単に用をたすための場所ではなくよりよい居心地を演出できる場所としてもトイレは住宅内で重要な位置を占めています。

また高齢者や幼い子供などにとってはトイレは昔ながらの形状のものは使いやすいものではありません。

そうしたより広い年代の人にも使いやすくするためのトイレの工夫が今の住宅技術にはあります。

トイレリフォームこそ信頼できる業者に

ですが残念なことにそうしたせっかくの高いトイレ関連技術も、リフォームを担当する業者の腕によっては十分に発揮できないこともあります。

打ち合わせ前にはしっかりと確認をしたつもりだったのに、実際にトイレを使ってみたら位置が前につきすぎていて扉を閉めるとほんの数センチ前がもう壁になってしまったり、リフォーム後数ヶ月でもう床タイルや壁のクロスが剥がれてきたというようなこともあるようです。

また水回りということもあり、未熟な技術で工事をしてしまうことで漏水が起きたり壁に腐食が起きたりといった住宅トラブルの原因になったりもします。

最初の見積もりの内容で納得をしたのに、実際に工事を始めてからあれこれ理由をつけて高額の追加工事の請求がきたりということもよくあるので、トイレリフォームではかなり慎重に依頼業者を選ぶようにしておきたところです。

トイレリフォームの業者選び

トイレのリフォームを依頼するときには、まずトイレリフォームの実績がきちんとあり、できたら専門的に水回りの工事を行うところを選びたいです。

トイレリフォームを請け負う会社の中には、担当するのは営業と設計までで、実際の工事は下請けの工事会社に丸投げなんてところもあります。

そうした自社で工事を行わない業者では、もともと無理な工事を受けて施工業者に責任を丸投げしたり、そもそも注文をとってから始めて施工する業者を探すなんてこともあります。

トイレリフォームはリフォーム工事の中でも特に追加工事の発生率が高く、価格や工期でトラブルが起こりやすいところになっているので、きちんと施工まで責任を持って担当してくれるところを選びましょう。

トイレ専門の業者の場合、トイレそのものの設備提案だけでなく、トイレの広さや間取りの変更、バリアフリー化、紙巻器の位置や収納場所などまで細かく提案をしてくれます。

実績があるところほど実際に使いやすいトイレとはどういうところかということを知っていますので、きちんとした説明や提案があるかを細かく比較していきましょう。